当フィールドではオープン当初より定例会において、使用BB弾を生分解バイオ0.2g以下に設定しています。
弾に重さがあることを知らない方や、レギュレーションを知らない・守っていない方も散見されるため、
今後は定例会イベント日に「0.25g以上のBB弾の持ち込みを禁止」と致します。
重量チェックにより0.25g弾が発見された場合は原則、ボトルやパッケージごと没収とさせて頂きます
ので御了承ください。混ぜ弾ボトルも0.25gが1発でも混じっていれば全て没収対応となります。
この機会にHQ定例会レギュレーションの設定理由を詳しくご案内しますので、ご理解いただけますと幸いです。
[1] 装備の薄い初心者へのダメージ配慮
[2] 市街戦特有の、あらゆる方向からの不意打ちダメージを軽減
[3] 壁資材やネットの保護 (0.25弾はネットを貫通/合板の劣化を早める)
■ 0.2gと0.25gの違いは何か?
まず殆どのエアガンは、屋外30m以上での集弾安定性を目指して基本0.25g弾で設計されている。すなわち
現行エアガンにおいて0.25gは標準弾であり、0.2g弾は軽量弾ということになる。
つまり0.2g弾ではエアガン本来の性能を発揮しきれないが、
・撃たれる側のダメージが軽い
・コストが低い(たくさん撃てる)
・弾のスピード(初速)が速い
といった面で0.25g弾より優れているのが特徴である。
■ 弾道性能の違い
・0.2gは風に流されやすく距離が遠くなる(30mを超える)ほどに命中精度は著しく低下する。
・0.25gは比較的風に流されにくく本来の命中性能(40~50m)を発揮できる。ブッシュも貫通しやすく、服への着弾も気づきやすい。
但しおよそ30m以内の市街地戦闘であれば0.2gでも命中性能やヒット判定に概ね問題がない。
つまりエアガンの最大性能を引き出すには0.25gを使うべきだが、但しそれは撃つ側の都合でしかない。
当HQでは、サバゲは撃たれる側への配慮があるべきと考える。
他地域の屋外フィールドでは概ね0.25gもOKとなっている為、HQは特殊な設定にも見えるが、
撃つ側の飛ばしたい当てたいという都合よりも、撃たれる側の痛みを軽減することを優先している。
これは実際、素肌に0.25g弾を食らった人にしかその痛みは分からない。
■ ダメージの違い
約10mの距離で素肌(手の甲)に当たった場合、
・0.2g弾は概ね当日中には痛みが引いてなくなる(表皮ダメージ/出血する場合もある)
・0.25g弾は3日~1週程度、痛みが続く(内部ダメージ/骨にひびく場合もある)
ゲーム終了後に痛みが長引くのは、初心者にとってサバゲーを続ける意欲を削ぐ懸念がある。
当フィールドとしては、痛かったから辞めるという初心者を減らし、出来るだけ長く深くサバゲを楽しんで頂きたいという願いがある。
・HQのレギュレーションは設立オーナーの35年におよぶエアガン愛好歴やサバゲ体験に基づいて設定されている。
・0.2g弾では100%の性能は出せない。しかし弾速やダメージの軽さ、コスト面で0.25g弾よりも有利である。
・撃つ側の都合/エゴイズム(利己主義)よりも撃たれる側への配慮。新たなサバゲファンの育成。
・銃の性能ではなく、頭脳とフットワークで戦う楽しさを覚えてほしい。その為のイコールコンディション設定。
・有利な銃で勝つのは当たり前である。よく飛びよく当たる銃の射撃は楽しいが、それだけではゲームとしての面白さが低下する。
・遠距離の命中精度で戦ってほしくない。長距離戦はお互いによく見えず、疑惑トラブルも多い。
・武器の高性能化による「サバゲの戦争化」を抑止する。戦争ではなく格闘技・武道的なゲームを目指す。
■ その他/今後の展開
※これまで特例としていた8mm 0.35g弾(マルシン)も定例会では禁止とします。(HQリボルバー戦のみ使用可)
※2019改装後に開催予定の下記イベントにおいては、一部0.25g弾を使用可能とする予定です。
これはコアなファンにも一層楽しんで頂きたいための特別設定であり、原則として弾数制限がかかります。
・定例会(次期名称:Trad-0/トラッド-ゼロ)における山岳契約スナイパー (無線連携による狙撃依頼あり/0.25BB弾は支給予定)
・次世代リアカン戦(現行:NEXT-1)のスナイパー(5発装填4マグ)およびバトルライフル(20発装填4マグ)
・リボルバー戦(新名称:REVO-6/リボ-シックス) 8mm0.35g弾までOK, 6発装填 予備12発
・エアコキ限定戦(新名称:SPORTS-11/スポーツ11) 0.25g弾までOK, 但し初速面では0.2g推奨。1マグ制限予定。