サバイバルゲームの奇妙な物語

BBガン
エアソフトガンやサバイバルゲーム的なものに興味を持つのは、早ければ小学生くらいからでしょうか。私もそうでしたし、現在の自宅周辺にも小学生が多く、公園で撃ち合いしているのを見かけます。大量のBB弾が散乱していることもあって、一見それは問題になりそうですが、小さい子が拾って喜んでいるという思わぬリサイクル(?)があったりします。それにしても子供達が夜店のテッポウで遊ぶのを咎められるのは見たことが無いですね。射程2~3mの駄菓子テッポウだからでしょうか?良いのかダメなのか、よく分かりません。でもそれが射程10mを超えるエアガンになってくると、話は別な気もします。夜店テッポウの次元からみれば、10歳以上用エアガンでも高額で、超・高性能なのです。

そんな小学生時代を過ぎると、次は受験や社会に出たりと忙しくなってテッポウ遊びも遠ざかります。私の場合は全く遠ざかる気配はありませんでしたが・・・そして30歳を過ぎて40歳も近くなってくると、ある程度生活も安定し、再びこのような趣味に熱中し始めるという流れで、最もサバゲー人口が多いのも40代前後のようです。大人になって始めた方も多く、きっかけは人それぞれですが、友だちに誘われて始めたり、FPSゲームやアニメ・映画といったところでしょうか。最近はサバゲー好きな芸能人も多いので、TVでのトークも一つのきっかけになっています。

サバイバルゲームの世界

さて、もう少し突っ込んだ話をしましょう。サバイバルゲームを続けていくと大体似たような流れで掘り下がっていきます。エアソフトガンに関わる時間が増えるとともに、素晴らしき浪費の世界も待っていますが、それでもやめられない魅力があります。

そんなサバゲーの様々な世界をちょっと紹介したいと思います。これはあくまで個人的な見解であり、何の参考にもなりませんのでご了承ください。つまりは色々なサバゲーを知ってしまうと、その奥の深さから二度と帰ってこられなくなるという教訓です(笑)。

1. まずはとにかく撃つのが楽しくて電動フルオートで延々に撃ちまくる
特に次世代電動ガンは、フルオートの射撃感が楽しくてハマります。

2. セミオートで正確に当てることの楽しさを知る
ムダ弾のフルオートも楽しい一面がありますが、正確な一発というものにもある種の陶酔感を覚えたりします。

3. 戦術、立ち回り方なども若干考える
何度もゲームをしていると、少しでも勝ち残る方法を見出したくなるものです。

4. ガスブローバックの面白さに目覚める
多少なりともガンマニアの素質があれば、リアルな操作や反動、射撃音の楽しさに引きこまれることでしょう。ガスブロでワンメイクゲームをすると最高に面白いです。

5. 冬に入ってガスブロが鎮火する
夏場はあんなに勢いが良かったガスブロも、厳しい冬には封印せざるを得ません。

6. エアコキやスナイパー、ショットガンに目覚める
余計な操作アクションを要されながら、一撃に勝負をかけるカッコよさには誰もが惹かれます。また、サバゲーの本当の面白さが分かるのはエアコキ・ハンドガン戦だったりします。

7. スナイパーの難しさに挫折する
電動ガン相手にボルトアクションの厳しさを痛感することでしょう。それでもテクニックを磨き続けた人は、本当に厄介なスナイパーになります。

8. 振り出しに戻ったり、装備に凝るなど、色々なことをやりはじめる
煮詰まったり、やる機会を失ったら他の趣味に手を伸ばす方もいるかもしれません。

9. 濃厚なカテゴリーに足を踏み入れる
この趣味は、どのポイントでドハマリするか分かりませんが、もはやヘンタイと呼ばれてもしょうがないほどディープな領域もあります。今はインターネットで簡単にイベント情報なども得られますから、いきなり最初のサバゲーでこういったゲームを体験する人もいるようです。

≫ 長時間のゲーム
一般的に行われる20分以下のショートゲームでは物足りず、1時間、6時間、24時間といった、体力ならず精神力まで要されるストイックなゲームが気になり始めたら、もうホンモノです。

≫ ヒストリカル・イベント
サバゲーとミリタリーは違うものですが、密接に関わってもいます。時代考証など歴史に踏み込むと、さらに深い世界が待っています。

≫ リボルバーだけのゲーム
エアソフトガンの中ではもっとも操作が面倒な割には、いまいち飛ばない、当たらない。でも大好きなリボルバー。そんな非効率なものに技や美を見出し始めたら、恐らくそれ以上のものは無いでしょう。

以上、どうでもいい話でしたが、どこか思い当たる節はあったでしょうか?しかしながら、遊べる環境や仲間がいなければ手を出しにくいのがサバゲーでもあります。私も、関東のフィールドがこんなに発展していなかったら、ここまでくることは無かったでしょうし、ましてや仕事にしようなどとは思いもよらなかったはずです。


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